1つ目の旅は…陸中海岸


12月の始め頃、まず宮城県の松島より旅が始まりました。 でも、この場所は殆ど記憶に残ってないのです。

記憶に残る最初の場面は、陸中海岸を観光船に乗って、楽しんだ 時からです。

旅の始めは、温暖な気候でした。が、翌日から東北ならではの 冬が訪れました。
観光船の甲板の温度は摂氏0℃。船から見る陸中海岸は、紅葉の 上に白い飾りが覆っていて、それは初めて見る光景でした。

紅葉の時期に雪が降り積もるなんてことは、未だ私の生活には あり得ない事だったからです。
目を皿のようにして、その始めての景色を眺めていたに違い ありません。

それと同時に、これから出会うだろう光景が、どれほどの感動を 味わわせてくれることになるのか、ワクワクする思いで一杯に なってきたのです。
そして、その思いを冷ますかのように、ほほを刺す冷たい風が 通り過ぎてゆくのでした。

大河 四郎

2つ目の旅は 龍泉洞(岩手県)

カフェのアロマの中で…追憶


ほろ苦い珈琲を一口味わい、目を閉じるともうそこは海原があり、観光船が勢いよく走っている。 海から眺める紅葉に積もる白い雪飾り…。あの光景は、もう眺めることの無い様に思える遠い不可思議な情景のようだ。

そして、海の冷たい潮風をホホに受けてこれからの旅路に胸を弾ませている私がそこに居る。

その驚きは2つ目の旅・龍泉洞で実現することになろうとは…

Okawa Shiro

2つ目の旅は 龍泉洞(岩手県)